カナンの園 76号 2002年03月15日発行
N E W S

私たち、カナン牧場で働いています!
「社会人」としての自覚を身につけ、一般企業への就労も果たして欲しい──。
そんな願いから生まれたこのカナン牧場も、今年で4年目。
従業員も、サポートする職員も、確実に前進しています。

「諦めない」が成長の種
●──藤原誠子さん
作業場の清掃をする藤原さん。  私は今、三時に起きて、四時からの早い勤務です。初めのころは、心が不安でいっぱいでした。 今は少しずつ不安がとれるように、自分に言い聞かせて頑張っています。

 私の仕事は、まず、バターロールを丸めます。 初めのころは、下手くそでしたが、今は、すっかり丸められるようになりました。 そして、バターロールを鉄板のシートの上に置きます。 職員の人に怒られることもありますが、私は上手になるよう、諦めないで何度もやっています。

 バターロールの成形はやり方が悪いと何度も注意されましたが、 今は少し注意されるのが少なくなりました。私にとって、バターロールは勉強になると思っています。

 私たちのパンは、おいしいパンです。ぜひ食べにいらしてください。

一日四時間の立ち仕事
●──斉藤康さん
丹念に石臼を挽く斉藤さん。  僕の仕事は石臼でキビ・アワを挽いて粉にすることです。 雑穀パンに入れるためです。石臼で挽くと雑穀の皮もみんな粉になるので、甘くて風味があります。

 一日に挽けるのは、三キロ〜四キロ。製造に間に合うように頑張っています。 石臼は機械で動いてくれますが、粉が粗くならないように、少しずつキビを石臼に入れるので、 ずっと立ち仕事です。一日四時間もやるので大変です。 でも、自分の仕事だから、頑張ってやります。



発送のご紹介
●──滝川真由美さん
発送の準備をする滝川さん。  私は、午後から発送の仕事をしています。 発送という仕事は、段ボールに角パン、山パンなどを入れて仕切り板で留め、 パンが片寄ったりしないようにしてやります。

 発送したパンたちは、東京や千葉県まで行きます。 宮古や水沢にも送ります。お店に並べられたり、家で食べる人もいます。 「あの人に送ってあげたいから」と頼まれることもあります。 私は新米だけど、いつかは先輩の朋子さんや明美さんのような発送のプロになりたいです。

 時には間違えてしまうけど、頑張って発送の仕事をしています。 発送は遠くの町などにたくさんパンを運んでいます。 みなさんも、一度といわず、頼んでみてください。

配食サービスについて
●──熊谷昇さん
調理場にて、熊谷さん。  私は、昨年の四月十九日からカナン牧場で働いています。 仕事の内容は弁当を作り、授産施設シャロームという場所に届けることです。私を含む四人でやっています。 弁当の数はその日によって変わりますが、平均で六十五食ぐらいです。 毎朝、シャロームから電話が来るので、その数に合わせて調理師である村上さんが計算し、 私たちはその指示に従って仕事をします。

 私にとって、今の仕事は自分のためになる仕事といえます。 料理をすることが好きなので、楽しく、自分に気合いを入れてやっています。 仕事の中で注意されることもありますが、自分に見込みがあるから注意してくれているのだな、と思っています。 怒鳴られてもめげずに、頭に来たという感情も出さず、自分のやっていた仕事の内容を振り返って、 間違いを直していける忍耐を身につけるよう、心がけてやっています。

オレの仕事
●──釜谷光彦さん
大豆の選定をする釜谷さん(左2人目)。  今日も大豆の選別をしました。味噌と豆腐を作ります。 いい豆は味があり、悪い豆は味がないので、いい豆だけが箱の中に山積みになってくると、楽しくなります。 選別で困ったときは、これはいい豆か、悪い豆か、みんなと相談します。

 この大豆は、カナン牧場の畑で採りました。五月には、山の上の畑に二粒ずつまきました。 夏には草取りもしました。 大きくなったヨモギやヒエのような草は抜けなくて、手も痛くなるので、軍手を二枚はいてやりました。 男は力があるので男同士で草を抜き、女は小さな草を取りました。十月からは収穫しました。

 豆は天気がよいときには乾き、機械(脱粒機)にかけるとボーンと跳ねて散らばります。 それをもったいないので、みんなで集めて袋に詰めました。 いい香りのする、おいしい味噌になれたらいいと思います。来年もよい種をまきたいと思います。

おいしく焼き上がりました! 楽しみなランチタイム。
おいしく焼き上がりました!   楽しみなランチタイム。

奥中山学園 小さき群の里 ヒソプ工房 シャローム
三愛学舎養護学校 アフター・ケアー室

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